被曝から身を守る

被曝とは                                       

被曝とは

人体が放射線物質に晒されること被曝と言います。また被曝したときの放射線量の単位はシーベルト(Sv)で表します。被曝には大きく分けて内部被曝外部被曝とがあります。また自然界に存在する放射線を浴びることを自然被曝、またX線撮影や放射線治療など、医療における被曝を医療被曝と言います。しかし、法律で規制されている被曝限度に自然被曝と医療被曝は含まれません。詳しくはこちらを参照してください自然放射線と人工放射線のちがい。                  

どのくらい被曝してるの?

人はありとあらゆる場所で被曝していると言っても過言ではありません。例えば自然被曝の例として、飛行機で東京からニューヨークを往復すると、宇宙から降り注ぐガンマ線(宇宙線)を浴び、およそ0.2μSv(単位:マイクロシーベルト)被曝すると言われています。また健康に良いとされているラドン温泉に1時間入浴すると(そんなに長い間湯船に浸かってたらのぼせてしまいそうですが)0.3-0.5μSv被曝すると言われてます。また、医療被曝では例えば1回の胸のX線撮影では、0.05mSV(単位:ミリシーベルト)胃のバリウム検査では、2mSV。頭部のCTでは0.5-1.5mSV、胸部のCTでは7mSVの被曝をすると言われています。そして国は人体の安全性への考慮から、人が1年間に被曝しても良い上限を、自然被曝と医療被曝を除いて、累積で1mSv未満と定めています。(1Sv(単位:シーベルト)=1000mSv=1000μSv)         

ところが、今回の福島第一原発事故を受け、国は、それまでの一般人の年間被曝量上限を一気に20倍である20mSvまで引き上げました。そして、それが人体に、特に成長期である子ども達に一体どのような影響を及ぼすのか、国は未だに明確な安全性を示していないのです。 参考20ミリシーベルト問題(動画)           

被曝から身を守るには?

leftleftleftleft 内部被曝その3                  
        

外部被曝

私達の住む、千葉県東葛飾地域は高濃度放射線汚染地域(ホットスポット)と呼ばれています。意味するところは、外部被曝の危険性が他の地域よりも高いということです。管理人も先日、線量計(ガイガーカウンター)を持って近所の公園を測定しに行ってきました。そこでは地上1mの高さで平均0.2μSv/毎時、また地上5cm-50cm(子どもの背の高さくらい)では0.6μSv/毎時が観測されました。同じ公園内でも場所によっては1μ/毎時を観測する場所もありました。         

外部被曝を避けるためには、なるべくそのような線量の高い場所に行かない、近づかない事が非常に大切です。またどうしても学校の行事や遠足などで、線量の高い場所で活動しなければならない時は、できるだけ長袖、長ズボンを着用するように心がけましょう。また呼吸から被曝するのを避けるために常にマスクを着用するのも心がけましょう。帰宅後は手洗い、うがいを忘れずに。鼻の粘膜についた放射線物質を排出するには鼻をかむのも有効です。こまめに鼻をかむようにしましょう。一番良いのはシャワーで浴びた放射線物質を洗い流してしまうことです。また、家庭の庭はもちろんのこと、学校の校庭、また公園等の土壌の表土を入れ替えたり、上から新しい土を被せたりすることにより、線量が下がることも知られています。         
        

内部被曝

内部被曝は主に、大気中に漂う放射線物質を呼吸で体内に取り込むこと、または、汚染された食物や飲み水、牛乳などを飲食することによって起こります。なので、上の外部被曝の項目にも書きましたが、線量の高い場所ではマスクを着用することが非常に重要です。         

汚染された可能性のある食物や牛乳は極力避けましょう。チェルノブイリでは、汚染された牧草を食べた乳牛から搾乳された牛乳を飲んで、甲状腺がんを発症した子どもが多発したと言われています。特に小さい子どもは、体内に放射線物質を取り込み易い傾向がありますので、厳重に注意しましょう。どうしても汚染された食品しか手に入らない場合、野菜であれば野菜洗浄剤などを試してみるのも良いかもしれません。また、味噌ぬか漬けなどの発酵食品、そしてヨーグルト(原乳が汚染されてない場合のみ)を多く取るのも良いでしょう。リンゴに含まれるペクチンや、バナナに含まれるカリウム、 スピルリナも放射線物質の排出を促してくれるとの報告もあります。またEM菌は、放射能物質を体外に排出される働きがあると、科学的に研究されてます。詳しくはEM菌のある暮らしをご覧ください。         
                   
          inserted by FC2 system